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いしいたけしのブログ

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僕がフィリピンのNGOで国際協力の仕事をはじめた理由

投稿日:2019年8月18日 更新日:

フィリピンの田舎まちDagupanに住む唯一の日本人

はじめまして。いしいたけし@kuya_takeshiと言います。

現在、貧困家庭に産まれた子どもの自立支援を行うNPO法人Home for Hopeという団体を運営しております。

住んでいるのはフィリピンのマニラから長距離バスで5時間くらいのところにあるパンガシナン州のDagupan(ダグパン)というまち。

パンガシナン州には良い感じに田舎なところと

背伸びしてちょっぴり栄えている町があります。


その両方を行ったり来たりの生活です。

家の近くは海があり夕日がキレイに見えます。

この町に住んでいる日本人と僕は出会ったことがありません。隣町とかにはいるみたいなんですけど…ひとりぼっちの日本人です。

こんな人生を歩むことになったきっかけ

すべての始まりは大学1年生の春休みに海外ボランティアプログラムに参加して、初海外でフィリピンへ行ったことでした。

2週間フィリピンに滞在し、児童養護施設内にある道づくりを手作業でしました。

それまではダラダラとした大学生活を送っていた僕にとっては

日常から離れたフィリピンの田舎で

現地の人たちと共同生活をして

子どもたちと遊び回って

子どもたちのためにと施設内の道を整備して

同年代の仲間たちと語りあって、

毎日刺激がいっぱいで満たされた日々でした。

人生を変えたひとりの男の子との出会い

そして帰国を翌日に迎えた日のこと

マニラの街を歩いていると、ひとりの男の子がトコトコと僕の方に寄ってきました。

年齢は5歳くらい、裸足でズボンも履いておらずTシャツ1枚。

その子はそっと僕の前に手を差し出しました。

黒く汚れた小さな手でした。

物乞いだ。。。

その子は僕の顔をじっと見つめていました。

はじめてのことで、頭の中が真っ白になって身体が硬直しました。

時間にしてほんの1,2分のことだったと思いますが、5分以上もその子と見つめ合っているような感覚でした。

見つめ合ったままなにもできず。

なにかしなきゃ。

と思ってようやくできたことが

首を横に振ったことでした。

のめり込んだNGOの活動

日本に帰国してからもずっと男の子の汚れた小さな手と、僕をじっと見つめる目が頭から離れませんでした。

そして考えました。

「自分には何かできるのか?」

何度も何度も自問自答して、自分なりに考えて…

フィリピンで活動しているNGOに学生ボランティアとして関わりはじめました。

最初は同じ思いや考えを持った大学生と一緒に活動するのが楽しくて、それがモチベーションになってがっつり団体に関わるようになりました。

ただそうやって1年ほど活動に関わっていった頃

日本からの支援が確かにフィリピンで形になっていくことを実感できたり、

元々路上で生活していた子どもたちの成長を知ることができて、

フィリピンの子どもたちのためになにかできてるんじゃないか。

ということを感じ始めました。

大学3年就活前のフィリピン再渡航

大学3年生の冬休みに同級生たちが就活をはじめた頃、

クリスマスと年越しをフィリピンで過ごしたいという単純な理由から再渡航しました。

約2年ぶりのフィリピンでした。

そこで目にしたのは

路上で眠る親子や、物乞いをする子どもたち…

2年前と変わらない光景でした。

自分なりに一生懸命NGOで活動していたけど、現実は1mmも変わってない。

おまえのやってることは無駄なんだ!

目の前にある光景が僕にそう訴えかけて来てる気がしました。

よくよく考えて見ればNGOで活動する大学生が1人増えたところで社会が大きく変わらないことがは当たり前のこと。

ただそれを現実として受け入れるのは結構しんどかったです。

そして、それ以上に辛かったのが

「なにかしたい!」と思い2年間活動していたのに、

自分は目の前にいる子に対して無力なままだったということでした。

再び人生を変えた子どもたち

NGOの活動とか、国際協力とか、ボランティアとかなんの意味もない。

世界は変わらないし、フィリピンの子どもたちの生活も変わらない。自分はただただ無力だ。

いままで希望を持ってやっていたことが音を立てて崩れ落ちた感じがしました。

しかし、この旅はそれで終わりませんでした。

マニラで数日過ごしたあと元々予定していた通り、ボランティアで活動していたNGOが運営する児童養護施設へ向かいました。

そして施設に到着するとすぐに子どもたちが、笑顔で僕の名前を呼びながら駆け寄って来てくれました。

2年ぶりの再開でした。

この笑顔はウソじゃない。

子どもたちの人生は確かに変わってる。変わらなくなんかない。

この笑顔のためにできることがあるなら、自分の人生をここで使いたい。

そんな思いが自分の中に湧き上がってきました。

以前は貧しいが故に路上で盗みや物乞いをして日々を生き抜いてきた子どもたち。

その子どもの笑顔を見て、

自分は無力かどうかはどうでも良くなっていました。

帰国後、フィリピンで働くことを決意しました。

すべてのはじまりはひとりの男の子との出会い

いま思い返すと全てのはじまりはマニラで物乞いの男の子と出会ったことだったと思っています。

もう二度と会うことはないだろうけど、確かに僕の人生を変えたひとりの男の子。

名前も知らない、10歳にも満たないひとりの小さな男の子。

あの日から13年。いまもフィリピンに関わり続けフィリピンには変わらぬ厳しい現実があります。

路上で眠る子どもたちは絶えず、物乞いをして生き延びる…

そして、同時に自分のなかにもひとつの問いが変わらずあり続けています。

「自分にはなにができるのか?」

その答えを探していまもフィリピンで活動を続けています。

【ご支援受付中】

現在、貧困家庭に産まれた子どもの自立支援を行うNPO法人Home for Hopeという団体を運営しています。

もし私のことを「応援してやるか!」と思ってくれた方よろしかったら下記よりご支援いただけると幸いです。

よろしくお願いいたします。







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