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いしいたけしのブログ

スラム出身!!マニラの新市長のイスコ・モレノの大改革に期待!?

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スラム出身異色の経歴を持つマニラ新市長

2019年7月フィリピンの首都マニラで新しい市長が誕生しました。

彼の名前はイスコ・モレノ。その経歴がものすごい。

モレノ新市長は1974年にスモーキー・マウンテンで知られるマニラ最貧地区のトンドで生まれました。家庭は貧しく10歳からリサイクル可能なゴミを拾い集めて売り生活費の足しにしたり、レストランのゴミ箱をあさって残飯を食べてお腹を満たしていたそうです。

高校に入ってからはぺディ・キャブ(サイドカー付きの自転車を漕いで)お客さんを乗せて走り稼ぎを得ており、1日が100円~200円の稼ぎだったと言います。

そして19歳のときに彼の人生が変わります。

ある日、近所のお葬式に食べ物を目当てで参列していたとき(フィリピンのお葬式は比較的オープンで多くの人が参加するためどさくさに紛れて知らない人も参列できてしまう。)偶然同じ場所にいた芸能関係者の目に止まりスカウトされたのです。

若い頃はあまりにイケメンだったのこと!

そして彼はテレビ、映画出演とまたたく間にスターダムをかけあがり23歳の人気絶頂のときに芸能界を離れ政治家になることを決意しました。

自分が育った貧しいスラムの悲しい状態をそのままに放っておけなかったからだそうです。

そして44歳でマニラ市長まで上り詰めました。

改革!マニラの町の大整備!?

マニラには以前から路上に無法状態で露店があったり、違法廃棄物があったり、建設物が建ってたりしていました。

そのため道を塞いで渋滞の原因になったり、安全管理が十分にできていないなどの問題がありました。

そしてイスコ・モレノ新市長がまず行ったのが町の大整備。

マニラのカオスなマーケットで有名なデビソリアでの露店の大解体。

デビソリア以外でもマニラの様々な場所で行われています。

急な撤去作業なので市長が自ら現場に足運び市民に説明をしています。

警察の派出所の一部も道路の妨げになっていたので、警察自ら解体作業を行います。

これまでがいかにずさんな町づくりだったかがわかります。

ちなみにこちらが大改革の成果、デビソリアのビフォー・アフター。

この違法露店はマフィアとのつながりが疑われていたり、政治家が解体を見逃すために裏金が動いていたと言われています。

このあたりにもメスを入れたことになります。

しかし、こういうときに一番被害を被るのは社会的に弱い立場にいる人たち。

違法露店にいる人たちも他に仕事がないからそれをしてるわけで突然仕事を失うことになります。

そして、家を失う人たちもいます。

ある家族は不法投棄されていたジープニー(乗り合いバス)を住処にしていたところ、撤去のために追い出されてしまいました。

こうした町の整備は犯罪の軽減、流通の改善、貧困地区のイメージの回復を目的としてるとモレノ市長は言っています。

ただ貧しい人たちが身を切ることになってしまっている現実もあります。

これだけではない改革

ただモレノ市長の政策はもちろんこれだけではありません。

・マニラ独自の市民への現金支給(国が行う貧困世帯への現金支給は既にある)

・市長直通のホットライン開設

・観光地及び歴史遺産としてのマニラの再生

など様々な点からマニラ改革を行おうとしています。

フィリピンの多くの政治家はエアコンの効いた室内でのうのうとしてる人が多いですが、彼は本物かもしれません。

まだまだこれから先どうなるかはわかりませんがこの市長には貧困解決含め期待できるかもしれません。







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