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いしいたけしのブログ

貧しくても幸せなフィリピン人ー幸せな人生のためのヒントー

投稿日:2019年4月5日 更新日:


フィリピンの地方でHome for HopeというNGOを運営しています。いしいたけし@kuya_takeshiです。

「フィリピンは貧しい。けれど、フィリピン人はみんな笑顔で幸せそうに生きてる。」

フィリピンに初めて来たほとんどの人が口を揃えてそう言います。

一体その幸せはどこから来るのでしょうか?

フィリピン人は比較してないから幸せ?

ときにこう言う人がいます。

「フィリピンの人たちは貧しい環境しか知らない。比較できる対象がないから自分たちを幸せと思えるんだ。」

けれど現在多くのフィリピン人は携帯を持っていて、Facebookが大好きで世界とつながっています。

テレビだってあります。

正確には携帯がなくても友達から借りてFacebookのアカウントを作るし、テレビは近所の家で見ます。

ネットカフェもあって1時間、数十円で使えます。

近くの街にはキレイなショッピングモールが建っていて、貧困地域と比べれば外見は明らかにキラキラした世界がそこには広がっています。

比較してないと思いますか?

彼らは自分たちよりも遥かに豊かな生活を知っています。

そして、それをうらやましく思っています。

それでもフィリピンの人たちは自分たちは「幸せだよ」と笑顔で答えるんです。

マズローの欲求5段階説から見えるフィリピン人の幸せの正体

経済的に貧しい環境で暮らしながらなぜ自分たちは幸せだと笑顔で言えるのか?

大学時代にマニラのゴミ捨て場で働く人たち、15人程へインタビューしたとき全員が同じようなことを言っていました。

生活は苦しいよ。

仕事も大変。

でも、幸せだよ。

家族みんなで暮らしてるからね。


それを聞いてここに幸せの理由があると思いました。

彼らは自分たちの中に生きる意味を見出していると思いました。

それはもちろん「家族のために働く」ということ。

もう少しくだいて言うと、自分が生きていくなかで果たしていきたいことがはっきりしている。

これはマズローの五段階欲求の「自己実現欲求」に当たります。

自己実現欲求とは…自分の持つ能力や可能性を最大限発揮し、具現化して自分がなりえるものになりたいという欲求。

つまり、彼らは自分の力を発揮して仕事をしお金を稼いで、家族を支える親であるという自己実現を果たしている=自己実現欲求を満たせている。

ということになります。

それがゴミを拾って生計を立てることであってもです。

だからこそフィリピンの人たちは貧しくとも幸せとはっきり答えられるのだと思います。

不安定な土台の上に立つ幸せ

じゃあ、他の欲求はどうなるの?

という話ですが…

マズローの五段階欲求における低次の欲求が彼らはそこまで大きくありません。

周囲にものが少ない。

色んなものが欲しいと思っても貧しい人たちには手に入るものには限界があります。

だから、今あるものに感謝しそれで満たされているのです。

とはいえ

毎日食事がほとんど食べれない

周囲で争いや揉め事が絶えない

こうした状況に陥っている人たちは幸せよりも苦しみを感じてる場合が多くあります。

そしてフィリピン人は災害、国の情勢悪化あるいはもっとシンプルに家族の病気や失業で一気にこのような状況に陥ってしまう可能性があります。

マズローの五段階欲求の三角形における下部=土台部分がいつでも揺るぎやすく不安定な状況にあるのです。

ただ少しでもそれらが満たされてると一気に高次の欲求も満たされていくのです。

わたしたち日本人は幸せか?

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、わたしたち日本人はどうでしょうか?

低次の欲求は常に満たされているかもしれません。

ただ高次の欲求…

特に自己実現欲求はなかなか満たされいないのではないでしょうか。

自分が大事にしていきたいものがわからない。

自分がなにを実現していきたいのかわからない。

そういう風に迷ってる人が多いと思います。

そんなときはフィリピン人のように多くを望まず自分の周囲にある大事なものを見つめて、そのために自分の力を発揮してみると良いのかもしれません。







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