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いしいたけしのブログ

フィリピン社会に渦巻く借金問題。フィリピン人にお金借してと言われたら?

投稿日:2019年4月1日 更新日:

フィリピン歴14年がたちました!いしいたけし@kuya_takeshiです!

フィリピンにいると結構困ることのひとつでフィリピン人からの「お金借して」問題があります。

本当にみんなお金がなくて困ってるのでどうにかしてあげたくなってしまうし…何年フィリピンにいてもこの問題はどうしようか困ります。

なぜフィリピン人は気軽に「お金を借して」と言うのか、実際に「借して」と言われたらどうすれば良いのか?

今回はそんなフィリピン社会に渦巻く借金問題について書いていきます。

フィリピン人にお金を借してと言われたらどうする?

もし貸す気がないのであればきっぱり断るのが良いです!

僕も相手の話を聞いて相当のことでない限り原則断るという立場をとっています。

ただどう断るのか?が結構難しいですよね。

僕の経験上一番良いのは単純に「ごめんね。貸せないんだ。」とはっきり断ることです。

1度貸すと必ずまた次の機会に借してと言ってきますし、あの人は借してくれる人という噂が広がって他の人からも「借して、借して!」と来ます。

逆にはっきりと断り続ければ「あの人は借してくれない人だ。」となってお金を借してと言われる機会は減ってきます。

ケチだ!みたいなイメージもついちゃいますけどね。

そんなの気にする必要ありませんし、そういう相手にどう思われるかとか細かいこと気にしてたらフィリピン生活は結構疲れます。

断ることに理由は不要

断るときに理由をつけることは逆効果です。

理由をつけるとそこに照準を充てて攻めてきます。

例えば…

「いま手持ちがなくて」→「いつならお金入る?明日また来て良い?」
「他の人にも貸さないといけなくなるでしょ?」→「私は他にあてがないの。他の人には言わないから。」
「一度貸すと、今回だけで終わらないでしょ?」→「本当に今回だけだから。約束する。」
「貸しても返す方法がないでしょ?」→「親戚の給料が来週入るからそこから返すから。」

という感じ…僕はこれ全部経験してます!笑

ひとつ理由を言うとそれについてかなり粘られます。

それで押し切られたこともあります。

借りる側なのに遠慮も謙虚さのかけらもありません。

だから…「NO。貸せないよ。」

この一言で十分です。逆にこれ以上は言わない方が良いです。

もしそれでも「なんで?お金あるでしょ?」と食い下がられたら…

「貸せないんだ。人にお金は貸さないと決めてるから。ごめんね。」

これで十分です。

付け入るすきを与えないことです。

断ったらどうなるか不安な場合は?

仕事の同僚で、昔からの友達で、関係が壊れるのがイヤとか気まずいとかあると思います。

断るとそのときは「ケチ!」「なんで借してくれないの?どうせお金あるでしょ?」とかストレートに言われることもあります。

これも僕は言われた経験があります。

ですが、次会ったときはなにもなかったかのように接してくるのがフィリピン人です。

また、もしそれ以降の関係は続かなかった場合…それはそれで良いと思った方が良いです。

「せっかく仲良くなれた!」のにと思うかもしれませんがお金で関係が崩れるほどの人ですから、仲良くなればなるほどいつかお金で嫌な思いをします。

本当に困ってるからどうにかしてあげたい!というとき。

ただよく知ってる人だからとか、本当に困ってるとわかっているから「どうにかしたい!」ということもありますよね。

それこそ「お母さんが病気でどうにかしたい。」とか相談があったとき。

やっぱり助けてあげたいと思うときもありますよね。

そういうときはあげる気持ちで貸すというか…あげてしまうのもひとつだと思います。

まず基本的には返って来ないですし、返って来てないまま「あれどうなったんだろう?返してくれるのかな?」と思いながらその人と接するのもなんかイヤな気持ちになりますよね。

…であればあげてしまえと僕は思ってしまいます。

逆に借りた方のフィリピン人はひょうひょうとしてたりするので…すごいメンタルだなぁと関心してしまいます笑

あげてしまうのであればその後お金のやりとりも続かないし、借りた方も問題が解決できたのであればスッキリです。

借して返してもらうにはどうしたら良い?

それでももし本当に貸して返してもらいたい場合は以下の手段が考えられます。

・本人に(親戚や家族はダメ)定職があるなど返済能力がある人に貸す。
・給料日に直接会社か家に取りに行く(事前に給料日を聞いてから貸す)。

ただ結構これやるのもパワーを使います。

なんだか借金取りのようでこっちが嫌な思いをしますね。

そもそも、なぜフィリピン人は簡単に借金をするのか?

フィリピン人がなぜ気軽に借金をするのか?

そこには3つの要因があると考えます。

格差社会

フィリピンはお金持ちと貧しい人の格差が半端じゃないです。その半端じゃない格差をみんな自覚しています。

だから貧しい人たちはお金を持ってる人たちなら、少しくらい貸してくれるだろうというマインドになりがちです。

お金がある人が当たり前にお金を出す

僕の知り合いのお金持ちの人は、貧しい家庭の甥っ子や姪っ子の学費を当たり前のように負担しています。

友達同士でもご飯を食べに言ったときにその中で一番お金を持ってる人がポーンと食事代を全て出すということも良くあります。

というようにお金がある人がお金を出すということが当たり前の社会なんですよね。

これはキリスト教の施しの精神から来ている部分もあると思いますが、支え合いが大事という側面も影響してると思います。

小さい頃から借金が当たり前

フィリピンではサリサリストアというなんでも屋さんが結構どこにでもあるのですが、そこではツケノートみたいなものがあって誰がいくら分のツケ払いをしているかということが書いてあります。

近所の顔なじみの人たちはサラッとツケ払いするんですよね。子どもたちももちろんしています。

そうやって小さい頃から借金することに慣れていってしまっているのもひとつだと思います。

借金がセーフティーネットのフィリピン社会

このような社会的背景からフィリピンでは

・借金をすることが習慣化している
・なにか問題があれば借金してどうにかしようという傾向がある
・実際にどうにかなってしまう

と借金が最後のセーフティネットになってるのが現状です。

ここが日本とフィリピンの大きなが違いですね。

日本はお金を貯めたりあるいは保険を掛けて、そして最悪の場合は国のセーフティネットととしています。

フィリピンの場合は良くいうと人とのつながり(お金を貸し合える関係性)がセーフティネットになってるんですね。

こうした社会の在り方がフィリピンの借金問題の背景にはあります。







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