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いしいたけしのブログ

フィリピンの支援の現状ー自立支援が重要な理由ー

投稿日:2018年11月14日 更新日:

どーも。いしいたけし@kuya_takeshiです。

現在、フィリピンのパンガシナン州という場所でHome for HopeというNGOの立ち上げました。

NGOの活動と聞くと食料支援、医療支援、奨学金支援、あるいは施設での子どもの保護など直接的な物やお金の支援が浮かびやすいと思います。

そうした中でHome for Hopeでは

「貧困には戻さない。フィリピンの子どもと若者の自立支援。」

という言葉を掲げて

ひとりの子どもが経済的、社会的に自立した大人へと育っていくことを目指しています。

フィリピンの支援の現状

▼市民社会の動き

フィリピンには現在60,000団体以上のNGOが存在しているという情報があります。※情報元:The Philippine Council for NGO Certification

しかもフィリピンの場合は海外で活動する組織は少ないので、そのほとんどが国内で活動しているはずです。

日本のNPOが50,000団体なので、かなり多いですね。支援活動が活発なことがわかります。

▼政府の動き4Ps(フォーピース)

一方政府も貧困解決に力を入れていて4psという貧困家庭に現金支給をする仕組みがあります。

今年の5月までで492万家庭を支援しているそう。※情報元:フィリピン社会福祉開発局

ちなみに2017年の4ps予算は780億ペソ=1600億円位だったとのこと※情報元:lorenlegarda.com

ということでこれだけの額を投入して直接支援しているぐらい

フィリピン政府も貧困解決にはかなり力を入れています。

本当にそれで十分か?

ただそれでフィリピン社会が毎年良くなっているかというと僕の肌感覚的な話ですが

金持ちはどんどん金持ちになり、貧しい人は貧しいままです。

顕著なのはこの景色。

手前には都市部の茂みにひっそりと立つスラムの家々。

左奥には高層ビルが立ち並びいまもまだまだ建設ラッシュ。右奥にはマニラ最大の貿易港が活発に稼働中。

この景色は10年変わっていません。

先程の4Psの政策も日本の大学の研究所によると

・貧困家庭の家計のプラスにはなってる(現金配ってるから当たり前)

・経済的自立など根本的解決にはつながっていない
(※情報元:神戸大学大学院人間発達環境学研究科

ということのようです。わかりやすい結果です。

直接的な物資や金銭的な支援だけでは変わらない

食料や物の支援も、金銭的な支援も、その日を生きていくために必要な人たちがいます。

しかし誰もがわかってることかもしれませんが、それだけでは問題は根本的に解決しません。

根本的な問題解決のためには

人と支え合いながら自分の足で社会を生きていく力を身につけることが必要です。

そのためにHome for Hopeではセミナーやビジネス実践を通してフィリピンの人たちが、

自立して生きていく力を身につける支援ができればと活動しています。

外国人が主体では本当の自立ではないのでは?

また組織運営も外国人である僕が主体であると"人"が自立しても、"コミュニティ"が成長していきません。

コミュニティをもっと大きいくくりで言うと"国"の成長とも言えます。

幸か不幸か僕にはフィリピンでひとりで事業を動かしていく力は全くありません。

だからこそフィリピン人に頼って運営していくしかないわけで

そうすることでフィリピン人がコミュニティを良くしていく主体者となり

本当の意味での自立が果たされていくのではと考えています。







-フィリピンの子どもたち

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